城山三郎と佐高信との対談「いまこそ戦争と憲法を考える」

 終戦記念日の昨15日、社民党近畿ブロック協議会は、9月の衆院選を戦うにあたって、その旗頭に、護憲の象徴的存在、元衆院議長の土井たか子ではなく、辻元清美を戴くことを、決めました

 辻元清美大阪10区で擁立し、なおかつ、近畿ブロックの重複候補とするのに比し、土井たか子は、比例区近畿ブロックの単独候補とし、それも最下位での登載にしようというのですから、社民党の現有勢力からして、土井氏の当選は到底見込めません。

 これは、辻元氏の集票能力を当てにして社民党は戦う、ということですから、「土井チルドレン」の福島党首にしても、小選挙区では当選の見込めない土井氏を頼りにするわけにはいかず、これ以外の選択は有り得なかったのでしょう。

 それが、丁度、終戦記念日だった、というのも何かの符合かもしれません。

 「本の旅人」8月号(角川書店)掲載の、城山三郎佐高信との対談「いまこそ戦争と憲法を考える」の冒頭で、城山は憲法改正の動きを受けて、こう発言しています。

 「九条をね。とんでもないことだね。だって、