「白河厚生総合病院付属高等看護学院」同窓会での講演+落語

 2004年5月17日の毎日新聞「ひと」欄に、らん丈を採り上げていただきましてhttp://www.ranjo.jp/prof/news.htm、そのご縁で、メールをお送りくださった方からのご依頼によりまして、本日、白河厚生総合病院http://ns2.shirakawa.ne.jp/~kousei/付属高等看護学院同窓会にて、講演と落語を一席勤めて参りました。

 講演のタイトルは、「なんとなく生きられなくなった日本人」というものでした。
 ここでその内容に詳細にふれるわけにはいきませんが、一時代前では考えられないようになってしまった、日本の現状についてお話したのです。

 たとえば、電話事業は以前日本電信電話公社が独占していましが、同公社の民営化後、民間会社が参入した結果、マイラインとして「市内通話」「同一県内の市外通話」「県外への通話」「国際電話」において、利用者はどの会社を利用するか、選択しなければならなくなったのです。
 これは、会社間の相違を知悉している者にとっては、選択の幅が拡がって歓迎すべき事態なのでしょうが、なにも知らない者にとっては、困惑するばかりです。

 なにも電話に限りませんが、一事が万事で、今日の日本人は、高度情報化社会に生きているために、情報の多寡で生き方に大きな違いが出るようになってしまった、というそんなことを含めてお話をしてまいりました。

 それにしても、この会は看護師を養成する学校の同窓会なので、ほとんどの聴衆は、看護師さんなのですが、皆さん、とてもよく聴いてくださるので、講演に落語に充実したものになったことを、この場をお借りして御礼申し上げる次第です。
 ありがとうございました。

 仕事を終えた後、昼食をご馳走に与り、腹ごなしを兼ねて、白河の町を散策しましたが、酒屋とラーメン屋の多いことと、ハリストス正教会ギリシャ正教会の教会があったのには、驚かされました。