「やりきれない事件」

 ぼくは立教大学卒業とはいえ、文学部と経済学部で学んだために、法学部の教授だった、井上治典先生の謦咳に接する機会はありませんでしたが、その声望の高さはつとに存じていました。

 法学部長も勤め、現在は、昨年設立された「立教法科大学院」教授を勤めており、井上先生がいたからこそ、立教のロースクールに入学した学生も、少なからずいたことでしょう。

 その先生が今朝、息子さんに刺され、永眠されました。
 息子さんは、現行犯逮捕されたものの、刑事責任能力の有無を調べられているとのこと。

 ただただ、今回の御不幸をお悔やみ申し上げるばかりです。