「米FRB次期議長に、ベン・バーナンキ元プリンストン大教授」

 来年1月末に退任するアラン・グリーンスパン連邦準備制度理事会FRB)議長の後任に、ブッシュ米大統領は、大統領経済諮問委員会(CEA)委員長のベン・バーナンキを、指名しました。

 バーナンキといえば、「インフレターゲット」の導入論者として有名ですが、インフレターゲットとは、リフレ政策をとることです。
 ここで、リフレ政策を説明しますと、不況時に金利の引き下げや財政支出の拡大によって景気を刺激し、他方インフレーションの発生を防ぐことによって景気の回復を図ることを目的とする政策のことです。
 ただ、インフレーションの発生を防ぐとはいっても、緩やかなインフレは目指すのです。

 日銀内では、バーナンキらリフレ派の主張を、「実務に遠い学者の意見」と突き放す見方もあったようですが、最近では、「FRB理事を経験して、主張が柔軟になってきた。日銀の今の政策も十分理解している」といった評価も増えている、とのことです。

 いずれにしろ、議長に就任したからといって、「雇用と経済成長を重視する米議会を説得するのが難しい」ために、「インフレターゲット」をすぐに導入することは無理でしょうが。

 話は変わりますが、千葉ロッテマリーンズが4連勝で一気に、日本一の座を勝ち取ったことはお祝い申し上げますが、それにしても、プロなのですから、もうちょっと芝居心を見せていただきたかったものですね。
 勝てばいいってものじゃないと、思いますが。