「土門拳の撮った早大生」

 今日、早大に行く用事があったので、曾津八一記念博物館で開かれている「土門拳の撮った早大生」展を見に行ってきました。

 そもそも、歌人として名高い曾津八一は、早大で東洋美術史を講ずる教授でもあり、曾津先生が残した多くの東洋美術資料を基に開かれたのが、この曾津八一記念博物館です。

 この博物館は、「坪内博士記念演劇博物館」と並んで早大が誇る、ユニバーシティミュージアムの一つです。

 そこで、―『早稲田大学政治経済学部経済科卒業アルバム』1936年・1937年より―と題しての写真展が開かれているのですが、どの写真を見ても、一目見ただけで、土門が並みの写真家ではないことが理解できます。

 まさに凡百の写真家とは、モノが違うことが、一目のもとに納得できます。
 げに写真とは、恐ろしい芸術です。