「議員研修会」

 今日は、町田市議会議員研修会があり、「地方議会の役割と議会運営について」という演題のもと、全国都道府県議会議長会・前議事調査部長だった、野村稔さんによる、研修会に参加しました。

 そこでは、知っていそうで意外と知らない様々なことを知ることが出来ました。
 例えば、議員が支給されるのは、報酬であって、歳費とは言わない、ということです。
 歳費とは、国会議員の年俸のことであって、議員は戦前の無報酬時代を引きずっており、報酬なのです。
 それと同じように、戦前の議員は名誉職でしたが、現在は非常勤の特別職公務員という身分です。

 よく、議員提案の条例が少ないことを指摘する方がいらっしゃいますが、それは、ごく当然のことでして、そもそも民主主義はlayman control(素人による管理)が原則なのですから、条例を作ったことのない素人が、容易に条例案を出せるわけがないのです。
 そんな労力を使うのでしたら、首長の思うままです。
 なぜならば、その労力を使っている間に、議員本来のチェック機能がおろそかになってしまうからです。

 あるいは、質疑と質問の相違。質疑では、質問とは違い、自分の意見を入れることは出来ないのです。
 これも結構知らない方がいらっしゃるのではないでしょうか。