「教育基本法改正案が閣議決定される」
ご存じのように、昨日、教育基本法の改正案が閣議決定されました。
それを機に、改正案と教育基本法を読み直してみました。
今回閣議決定された改正案が18条あり、教育基本法が11条(といっても実質的には10条)であることからも分かる通り、改正案には、基本法にはなかった項目が加わっています。
たとえば、生涯学習や大学、教員についての条文は、基本法にはなかったものです。
それはそれで、ぼくは多とするのですが、さて、この基本法です。これを、いますぐどうしても変えてもらいたいという国民がどれほどいらっしゃるというのか。
少なくとも、ぼくの周りにはごくわずかの友人を除いて、希望者は皆無です。
つまり国民が支持する教育基本法を、どうして、変えなければならないのかが、ぼくには理解できません。
この改正案について審議する時間があるのならば、国会議員はほかにもっとやるべきことがあるはずです。
たとえば、イラクへの自衛隊派遣はいつまで続けるのか、それについての明確な指針を、国会は持っているというのでしょうか。