「憲法記念日」

 憲法記念日は、昨日でしたが、さて、国民のどれほどが日本国憲法の全文を読んでいるでしょうか。

 憲法が1946年11月3日に公布されてからちょうど60年経ちましたが、朝日新聞の調査(2006年4月15,16日。3,000人への面接方式)によると、憲法を「よく知っている」、「少し知っている」、「ほとんど知らない」の3つの選択肢から選ばせる問いには、「ほとんど知らない」が52%で、最多でした。
 次いで、「少し知っている」の43%、「よく知っている」は4%に過ぎませんでした。

 特に、女性、20代、30代では、「ほとんど知らない」が、52%と、過半数を占めてしまいます。

 ただ、これは仕方のないことで、ぼくにしたところで、昨年大学の講義で「憲法」を受講しなければ、未だになにも知らなかったのです。

 もちろん、日本国憲法の3大原理である、国民主権主義、基本的人権尊重主義、平和主義というお題目は知ってはいましたが、それが示すものがどんものか、その実態は、実はなにも分かってはいませんでした。

 ぼくは日本国憲法を読み、改めて感動しました。

 では、日本国憲法のどこに最も感動したのか。
 それは、第13条です。
 それは、以下の通りです。

 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。