「現職議員、大学院で学ぶ」

 またぞろ朝日新聞で恐れ入りますが、今日の第2社会面に「現職議員、大学院で学ぶ」というタイトルで、大学院で政策を学ぶ議員に関する記事がありました。⇒http://www.asahi.com/national/update/0902/TKY200609020284.html

 議員でありながら、大学院に通学すれば、開講している平日の夜間と土曜日は大学院にいるので、当然、支援者とはその間、疎遠になります。
 ですから、“支援者から「地域で顔を見なくなった」と言われることがある。”という記事は当然のことだと思います。
 よく分からないのが、その後の、区議の発言です。
 “区議の中には「生意気だ」という人もいる。”

 その真意は測りかねますが、議員が大学院で学ぶことの、いったいどこが“生意気”なのでしょうか。
 まさか、議員が大学院で学ぶのは、生意気だ、というわけではないでしょうから、そうすると、議員になる前に、大学院ぐらい修了しておけよ、という意味が想定されます。
 すると、立候補者はすべて大学院を修了してからでなければ、立候補できないことになり、上記の区議は職業選択の自由を制限する発言となり、憲法第22条の違反に該当します。

 さて、区議の発言の真意はどこにあるのか、知りたいところです