「戦時体制からの脱却」

 朝日新聞は、今日の紙面から、文字の横線を僅かですが太くしました。
 これは、高齢化時代に対応した措置だそうです。

 早大大学院ファイナンス研究科、野口悠紀雄教授が事ある毎に唱えるように、日本には戦時体制の残滓が、60年以上経った現在も相当程度残っています。

 たとえば、源泉徴収制度は、ナチスドイツから輸入した制度ですし、たばこ税も戦時体制の名残です。

 新聞の活字がかほどに細かくなったのも、戦時体制の置き土産です。

 その戦時体制を少しでも改めようとする今回の措置を、ぼくは歓迎します。
 従前の新聞活字は、余りにも小さ過ぎました。