「庁舎建設等に関する調査特別委員会」

 今日は、10時から、町田市庁舎建設等に関する調査特別委員会(以後、庁特)がありました。
 それに先立ち、9時から勉強会も開かれ、そちらにも参加しました。

 今日の日本は閉塞状況にあるため、スケープゴートを探しており、その格好の対象に役所があげられるようになったとは、田村正勝(早大教授)の言葉ですが、なるほど、公務員叩きはマスコミの得意とするところです。

 なかには、5時で退庁する公務員がいないわけではありませんが、もちろん、全ての公務員が5時に退庁しているわけではありません。
 素晴らしい公務員だってたくさんいることは、改めてぼくが言うまでもありません。自明のことです。

 議会や委員会は、弁証法が成立しにくい構造となっている、というのが、議員になって抱いた率直な感想です。

 今日の委員会もそうです。
 議員であるぼくは、市民の代表として何とかして素晴らしい庁舎をつくりたいと思い、市の職員さんも同様な思いでしょうが、どうしても、弁証法における、定立、反定立、綜合の、綜合がうまく機能しにくいのが、議員と理事者(行政)との質疑という形態です。
 ともに、よいものを醸成しようという思いはあるのに、それが実践されないのが、今日の議会であり、委員会の弊害なのではないでしょうか。