「町田市立町田第一中学校卒業式」

 今日はわが母校、町田市立町田第一中学校の卒業式に参列させていただきました。

 今年度で60回目の卒業式でしたから、ぼくは第28回の卒業生ということになり、つまりぼくの32年後輩の、一中生の卒業式に参列したのでした。

 今年度は、3年生全9クラスで、ぼくらの頃は、一学年全12クラスでしたから、ここにも少子化の影響は出ているのでしょう。

 開式の辞から始まり、国歌斉唱、校歌斉唱、学事報告、卒業証書授与と滞りなく式は進行していきましたが、見たところ、今年の卒業式では先生方に和装が目立ちました。
 男性教諭にはお一人、紋付羽織袴に威儀を正している先生もいらっしゃいましたし、女性教諭でも、袴姿をお見かけしました。

 例年と同じように、今年も合唱の指揮は女性生徒でした。
 男性生徒の指揮者を、ぼくは見た記憶がありません。

 最後の、全員合唱「明日の空へ」を歌っているとき、思わず知らず涙が出てきました。
 それは、ある教師の凛々しい姿がぼくの目を射たからです。

 教師を聖職だとは思いませんが、教師を至高の職業だとは、ぼくは今でも思っているのです。