「大学のセメスター制について」

 21世紀の到来と軌を一にするかのように、大学に改革の波が押し寄せ、たとえば、セメスター制が多くの大学で採用されました。

 セメスター制とは、多くの通年科目は週1回の講義で4単位の修得が可能でしたが、それを週2回の講義を通じて、半期(セメスター)で4単位修得を目指す制度です。
 以前から主に米国で採用されていたものです。

 それを近年採用する大学が増え、早稲田大学でいえば、商学部人間科学部スポーツ科学部、国際教養学部に続いて、昨年度から政治経済学部でも導入されました。

 セメスター性のメリットは、週2時間の授業ですから、集中して学べることと、半期で完結しますから、通年制よりもバラエティに富んだ授業計画が建てられることでしょう。

 けれどぼくのように、通年で週1回の授業に馴れた者にとっては、通年科目の方が、長期間その授業があるために、深度と密度が濃い学修環境が確保されるような気がします。

 新制度には、賛否両論が付き物ですが、ぼくは通年科目の方が身体に馴染んだいるだけに、好きです。