「日本が抱える最大の問題」

 今日の日本が抱える最大の問題とは、年金問題ではありません。

 従来の日本は戦後、都市部での税金を公共工事や、地方交付税補助金として、地方に還元し、そのお金が地元の中小企業や農家に行き渡り、「国土の均衡ある発展」が図られていました。
 ところが、公共工事のばらまきや地元にお金を落とす仕組みの見直しが迫られる中で、行政施策は基本的に行き詰まり、多くの地方は拠りどころを失い、疲弊しているのが、最大の問題だと思います。

 田舎道を行き交うのはお年寄りばかり、小学校は閉鎖され、山は荒れ放題、いずれ限界集落といって、維持できなくなる過疎の村が日本の至るところにできてくるでしょう。

 解決策として、自民党は「道州制」の導入を図ろうとし、民主党は、すべての補助金を廃止し、地方の自主財源にするという。
 地方分権化が進む中、いよいよ今日は、参議院議員選挙の投開票日です。
 日本のこれからが、決まります。