「一言でいえば」

 4日の朝日新聞朝刊掲載の「経済気象台」に、なるほどと思わせる指摘がありました。

 “グローバルな競争の中で、当然とされてきた労務費の低減も、当面の企業収益に役立つ反面、長い目で見れば労働の質の低下につながる。よく働き、業績が上がれば所得が増え、経済も発展し社会のお役にも立つ、という筋道が見えなくなったのは、働く人々の生きがいにとっての打撃であり、人心の衰退にもつながることである。”

 よく働けば、幸せになる、という昭和時代までは、当たり前のことが望めなくなった今日の状況は、庶民には幸薄いと言わざるを得ません。

 それは、政治のみが悪いのか。
 それとも、政治以外にも、その理由が求められるのか、知りたいとところです。