「町田三中で熱中症により倒れ、その後お亡くなりになった生徒さん

 さる8月16日に、町田第三中学校体育館にて、バスケットボール部の練習後、お亡くなりになった生徒さんの件で、町田市学校教育部に伺いました。
 その結果、下記のことが分かりました。

1、当該生徒さんは、7月からの夏休みにおけるバスケットボール部の練習には、腰痛等により、しばしば部活動を休んでいたこと。

2、腰痛と熱中症発症との、医学的な因果関係は判明していないこと。

3、15日午後に町田三中体育館の室温を計測すると、摂氏37度あったこと。

4、事故後、東京都から、目安として、気温が摂氏35度以上になったら、運動部での活動は控えた方がよいとの、行政通知があったこと。

5、学校の正課の体育授業と運動部の活動は、実際の活動上、分けて考えるというのが、実際的だということ。
 つまり、正課の体育の授業では、気温と連動して、たとえば、気温が一定程度を超えたら、激しい運動を控えるという運用は可能であり、現在も行っているものの、運動部でそれを適用した場合、気温によっては、試合を中断させなければならないが、それは、実際上あまり運用例がない、ということです。

 たとえば、いままさに、全国中学大会が開かれていますが、それにしろ、高温による試合中止は、今年度に限ってもありません。
 つまり、試合は気温が摂氏36度でも現に行われているのです。
 それに対応して、高温でも練習はした方がいいのか、それとも、試合は行われるものの、練習は高温では中止したほうがよいのか、議論が分かれるところです。