「自民党」

 自民党の総裁選挙が、始まりました。
 16日夕方には、渋谷で、福田、麻生両候補者が自民党の広報車に乗って街頭演説をしました。
 その広報車には、「改革実行力」と書かれていました。

 佐伯啓思(京大教授)が、9月15日朝日新聞朝刊で記していたように、もはや、“政治改革から始まり、経済改革、財政改革、行政改革と続き「改革政党」を自任する今日の自民党には、安倍氏のような大きな保守的理念を受け止める余地はほとんどなかった”のです。
 それどころか、“もっとも急進的な「改革政党」へと変えてしまった。もはや自民党保守政党ではなくなっていたので”す。

 対して民主党は、全農家対象の戸別所得補償制度を先の参院選挙で訴えていましたから、いまやどちらが保守政党なのか、よく分からない状況にあります。