「まちだ市民大学『人間科学』市野川容孝講師」
今日は、母校町田第四小学校のてんらん会を見学した後、「まちだ市民大学―人間科学」を受講しました。
今日は、「人間の尊厳について」〜生と死の自己決定権の危うさ〜と題して、講師は市野川容孝(東京大学大学院総合文化研究科准教授)でした。
あの市野川さんが講師なので、喜び勇んで出席したのですが、なるほど、自己責任によって自己の生命維持の決定権を行使するのがあたかも権利であり、それを行使することに少なからざる市民が賛成する現代の風潮を危惧する市野川さんのお考えには、同意したものです。
もう一点注目したのは、医療におけるパレンスパトリエ(parens patriae)思想です。
たとえば日本では、児童虐待を親権との関連性を強く意識しますが、欧米では、パレンスパトリエ(parens patriae)思想によって、社会が児童を虐待から救おうというものです。
日本も、そうなりつつありますが、まだ親権が強く主張される傾向があります。