「coolな米国政治」

 ここでいうcoolとは、cool Japanで一躍脚光を浴びることになった意味のcool、つまり、excellentという意のcoolです。

 米大統領選挙は、11月までの長丁場の真っ最中ですが、その幕開けとなったアイオワ州の党員集会で、一高校生が、「僕は党員集会に参加できるよ」と胸を張ると、それを聞いた下級生は、coolと叫んだ、という記事が、8日の朝日新聞夕刊「窓」欄に載っていました。
 なるほど、政治が米国の高校生には、coolなんですね。
 記事の高校生は、オバマの支持者だそうですが、御蔭で、党員集会には若者が多く詰め掛けたそうです。

 それに対して、3位に甘んじたヒラリーは、窮地に陥りました。
 選挙戦で苦境に陥ったヒラリーに、対話集会に参加した女性が、「どうしたら、そんなに前向きでいられるのですか」と質問したところ、それに答えて「自分が正しいと信じていなければ前向きではいられません。私は米国が後退するのを見たくないのです」と言いながら声を詰まらせ、目をうるませたそうです。
 それを見て、「(有権者を取り込む)うそ泣きでは」という見方もでたそうです。⇒http://www.asahi.com/special/08president/TKY200801080071.html