「ヒラリーの行方」

 旧聞に属しますが、米大統領選挙におけるニューハンプシャー州民主党予備選挙で、ヒラリー・クリントン上院議員が、勝ちました。

 これは、マスコミではただの一人も予想していないことだったのでしょう。ぼくもそうでした。⇒http://d.hatena.ne.jp/ranjo/20080109
 それについて、コラムニストのゲイル・コリンズが、「ニューヨ−ク・タイムズ」の1月10日付け記事で、面白い見立てを披露していました。

 それによると、ヒラリーはアイオワ州で負け、苦境に立ち、涙を見せたことにより、それが働く女性の琴線に触れ、彼女たちは同情票をヒラリーに投じた、というのです。

 つまり、ヒラリーは苦境に陥れば陥るほど、支持率が上がるという愛憎相半ばした感情を以て、女性に見られているというのです。