「お役人の言い訳」

 2003年5月28日、関西学院大学産業研究所主催の講演会、「戦後を越える地方自治の新しいうねり」が住友ホールで開かれたので、聴講に伺いました。
 講師は、現在は衆院議員ですが、当時は北海道ニセコ町長だった逢坂誠二氏でした。

 そこで、逢坂代議士が紹介したエピソードが面白かったので、今でも、よく覚えています。
 逢坂さんが町長に就任し、真っ先に手をつけたのが、庁内改革。

 それまで、正午から午後1時まで閉庁していたので、それを開庁すべきだと逢坂町長が提案したところ、そんなことをしたら町民が庁舎に殺到し、お待たせしてしまうので、閉庁したままにした方が良いと具申した職員がいた、というのです。

 恐れ入った理由ですね。
 このように、役人という方々は、できない理由を考えさせたら天下一品です。