「図書館が好き」

 秋田市にある国際教養大学の図書館は、24時間オープンしているそうです。
 日本の大学図書館で24時間オープンは稀少価値ですが、欧米の大学では、当然のことだそうです。

 ぼくが通う早大の中央図書館は、午後10時までの開館ですが、暇さえあれば、もぐりこんでいます。
 早大の図書館で素晴らしいのは、中央図書館には平山郁夫の「熊野路・古道」の絵が階段に掲げられており、それ以前の図書館で、現在は会津八一記念博物館となっている建物には、横山大観・下村観山の「明暗」が、来館者を迎えてくれるところです。

 規模は、それらよりかなり小ぶりですが、1918年に建てられた、立教大学の図書館本館旧館の参考室にも、学生時代に随分と通ったものでした。

 ぼくにとって、青春の思い出として記憶されている場所は、大学の図書館と、大学の近くにあった名画座です。
 池袋の文芸坐は、たしか、入館料が300円だったのではないでしょうか。