「山口義行『聞かせる技術』」

 昨日の朝、NHK第1ラジオを聞いていたら、山口義行先生が、自らの御著書『聞かせる技術』(河出書房新社)⇒http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309244402について、お話しになっていました。

 山口先生は、ぼくが立教の経済学部で受講した、「金融論」⇒http://wwwj.rikkyo.ac.jp/kyomu/gakubu/02zai/Bx1/087_0_1.htmlの担当教員でした。⇒「らん丈の輪」http://www.ranjo.jp/link/index.htm
 経済学部の講義は当時、文学部と違って、600人以上の学生が受講する大教室で行われることが多かったのですが、中には、先生の声が私語で聞き取れないものもありました。
 尤も、これは、経済学部特有の現象でして、法学部の講義では私語は聞いたことがありません。

  ただ経済学部でも山口先生は、別格でして、私語は一切許されませんでしたし、そもそも私語を交わそうとは思いませんでした。
 それでも、私語を交わした学生は、即座に教室から退去させられたのです。

 ラジオで先生は、「講義は何を話すのかではなく、何を聞かせるかが重要だ」とおっしゃっていましたが、全くおっしゃるとおりです。