「民意」

 さる13日の朝日新聞夕刊に掲載されていた、佐伯啓思(京大)教授の論評で、佐伯はこう記しています。 
 “この数年の日本の政治は、二大政党制による政策選択という掛け声とはほど遠く、著しく情緒的で短絡的な、その場限りの「民意」に左右されるようになっている。(中略)「民意」なるものは、マスメディアと連動した、大衆の情緒や不満の瞬間的発露という様相を呈するようになったのである。(中略)かくて、政治は「世論」なるものの情緒的な変動に翻弄されることになる。”

 たしかに、このような一面はあるでしょうね。