「中山国交相の言語感覚」

 「日教組が強いところは学力が低い」などと発言し、野党から辞任を求められていた中山成彬国土交通相が今日にも辞任する見通しとなりました。

 ぼくのように、私大しか卒業していない者には理解できない言葉遣いを、東大卒業の方はなさるようでして、辞意を表明した中山国土交通相は、東大の卒業とお見受けしましたが、同相が、所属する町村派幹部に大臣の地位に固執しない考えを伝えました。⇒http://www.asahi.com/politics/update/0927/TKY200809270186.html

 その中山氏は、記者団に答えて、「国会審議に影響があれば、地位にきゅうきゅうとしているわけではない」「辞めないんだと言ってしがみついているわけじゃない」と語ったそうですが、こういう場合には、普通、「地位に恋々としない」というはずです。
 それを「汲々としない」といわれても、その意味が、ぼくには、よく分かりかねます。