「ベーシック・インカムについて」

さる12日の朝日新聞朝刊に、ベーシック・インカムについての記事がありました。
 ベーシック・インカムとは、その名の通り、「全員・無条件・現金給付」の政策のことです。
 それについて、山森亮同志社大学)教授は、「構想することは、働いて金を稼ぐことに重きをおく価値観からの「開放感」を伴う。人間のあり方、生き方を考えなおす問題なのだ」と、指摘しています。

 さきの総選挙では、田中康夫代表の新党日本マニフェストで取り上げて話題になりました。

 興味深いのは、ベーシック・インカムについては、シカゴ学派ミルトン・フリードマンから、アントニオ・ネグリのような逆の立場の学者も支持している政策だということです。

 この政策については、今年度前期、早稲田大学大学院法学研究科「社会保障法研究」でも、議論を戦わせたところですが、それを支持するかしないか、まだぼく自身、決めかねているところです。