「映画『おくりびと』」

 遅ればせながら、昨夜TVで放送された映画『おくりびと』を観ました。

 アカデミー賞を受賞したことで、日本以外でも多くの観客を集めた話題作ですが、たしかに、邦画のひとつの偉大なる頂をみる思いがする作品でした。⇒http://www.okuribito.jp/dynamics/index.html

 それにしても、“納棺師”を映画化しようとした本木雅弘と脚本を担当した小山薫堂にまず、オマージュを捧げます。
 おふたりは、困難な仕事を、最高のパフォーマンスで成し遂げました。

 この映画の好さは、数々あれど、まず指摘したいのが、何事も“芸”に昇華してしまう日本の凄さです。
 納棺を“芸”にしてしまう民族は、ほかにいるのかしら。

 俳優では、余貴美子のなんとも自然な演技にいつもながら感心させられ、山崎努の格好よさに痺れました。

 未見の方は、DVDで御覧なさい。涙します。