「長嶋茂雄『野球は人生そのものだ』」

 昨日、日本経済新聞朝刊の名物連載「私の履歴書」に、2007年の7月に掲載された、長嶋茂雄の『野球は人生そのものだ』を読みました。

 そこで感じたのが、なるほど、長嶋茂雄という選手は、すでに大学の頃から早くも、観客にどうしたらよりよくアピールできるかを考えてプレイしていたのだ、ということです。

 もうひとつ感じたのは、昭和30年代という、日本にとっては高度経済成長が始まる時代性と、長嶋という選手の向日性が完全にマッチングして、時代を体現する野球人を形成していた、ということです。