「『昭和二十年夏、女たちの戦争』」

 梯久美子の新著『昭和二十年夏、女たちの戦争』(角川書店)刊行に際してのインタビュー記事を、「本の旅人」7月号で読んだところ、近藤富枝の話で印象的だった箇所がありました。それは、「戦時中は不倫が多かった」というエピソードでした。
 それによれば、妻子を疎開させた男性と、都会に残って働いていた独身女性との恋愛が多かった、とのことです。

 吉沢久子の話では、空襲に備えて鉄兜は配給されたのですが、それを金銭を払って購入したそうです。
 それでも、配給といったそうです。
 どちらも、初耳でした。