「俳人森澄雄さん御逝去」

 昨日の河野裕子に続いて、今度は、俳句の森澄雄さんがお亡くなりになりました。それほど、今年の残暑は厳しいということなのでしょう。

 森澄雄といえば、妻恋の句で有名ですが、それをいくつかここに掲示して、その死を悼むものです。

  除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり
  飲食をせぬ妻とゐて冬籠
  木の実のごとき臍もちき死なしめき
  いまははやしんじつひとり花薄
  この夜亡き妻と話して風邪心地