「好調、市川知志」

 「シェ・トモ」⇒http://www.chez-tomo.com/オーナーシェフ、市川知志が『一冊の本』に連載している「フレンチのサムライ」が、好調です。

 同エッセイは、市川知志がフランスでの料理修行を、軽妙に含蓄に富んだ言葉で紡いだ作品です。
 「8 私のフランス語の訛りの源泉」では、バスク地方のことを記しているのですが、なかで出色なのは、一言でフランスの真髄に触れている次の一文です。
 「フランスでは言葉こそが最大の武器なので、どんな事態でも対応できる語学力を持つことは、調理場でよく研いだナイフを手にしたようなもの。」というものです。
 なるほど、さもありなんですね。