岩波書店の『図書』12月号で、阿部公彦(東大)准教授による、「由良先生とコールリッジ顔のこと」と題する随筆が掲載されていました。
この由良先生とは、由良君美東大名誉教授のことです。
由良教授に関しては、四方田犬彦(明治学院大学)教授による、『先生とわたし』(新潮社)でその生涯が詳述され話題になりました。
それにしても、げに恐ろしきは、ゼミナールなるものです。ぼくも、いくつかのゼミナールに属しましたが、あの厳しさは、今でも夢に見るほどです。
面白いのは、厳しいゼミナールほど、ゼミナリステン同士の結束力が育まれることです。