「多極集中という考え方」

 広井良典千葉大)教授が、7月18日の朝日新聞で、「多極集中」という考えを述べていました。
 これから高齢化率が増していく日本ですが、欧米に比べて日本では公有地や公的住宅の割合が低い。しかし、人口減少時代を迎え、空き地や空き家が増える。それを緑地や農地にするプランがある。また、高齢者には年金が出る。その半額は、国税が投入される。つまり、「高齢者には補助金が国から出ていることになる」その「社会保障の空間的効果」の視点は重要である。
 それらを綯交ぜにして、「多局分散」ではなく、「多極集中」とよべるビジョンがある、というのです。
 いずれにしろ、このまま手をこまぬいていることはできません。