「選択肢が多すぎると」

 今日の朝日新聞では、コロンビア大学ビジネススクールシーナ・アイエンガー教授が取り上げられていて、同教授によると、ひとは選択肢が多すぎると、その判断能力を超えてしまう、という指摘がありました。
 たとえば、ジャムを購入する場合、24種類と6種類のときでは、6種類のときの方が、購入者が圧倒的に増える、というのです。
 あるいは、新生児の生命維持の場合、米国では親が判断しますが、仏国では親が異議を申し立てない限り、医師が決定するのが通常だそうで、仏国のほうが、親の心理的な負担は少ないそうです。
 たしかに、医療という専門分野での選択を、医療の素人である市民に委ねられても困惑してしまうこともあるでしょう。