「一矢を報いる」
昨日あるラジオ番組を聞いていたら、解説者が「イチヤを報いる」と言いました。それを受けた局のアナウンサーは、特別な反応は示しませんでしたが、これは、「一矢を報いる」と書いて「イッシを報いる」と読む言葉です。
このように、言葉は字で覚えるか、音で覚えるかで、読み方が異なります。この解説者は、おそらく、字でこの言葉を覚えたから「イチヤを報いる」と言ったのでしょう。
この場合、アナウンサーは、当然ながら「イッシを報いる」と読むのを知っていたはずですが、生中継中にそれを指摘するのは、なかなか、難儀なことです。