「お国柄」

 フランスとドイツでは隣国であってもお国柄が異なるように、大学には校風があり、それぞれの大学で微妙ではありながらも確実な差異があります。
 早稲田大学の交友広報紙『西北の風』2013年9月号では、鎌田薫総長が、「私は、まず人間のタイプとして自分は絶対に慶應大学ではないなと。やはり、早稲田の自由で庶民的な気風と在野精神に憧れがあったのだと思います」と発言されています。

 なるほど早稲田は、明治14年の政変で政府を追い出された大隈重信が創設したことから明示されるように、在野の気風が濃かったものですが、早大生による国家公務員総合職への受験の動向をみると、一概にそうともいえなくなったようです。⇒http://www.waseda.jp/career/student/officialism.html