「教育の役割」

 ぼくが考える教育の役割とは、その分野のBig Picture(大きな絵)を、自ら描けるようにすること、だと思います。
 たとえば、経済学でいえば、その現在の主流はどのようなもので、反主流や傍流はどのようなものがあるか、それを描けるようにすることが、経済学の基本の勉強だと思います。
 同じことを、『137億年の物語』の著者 Christopher Lloydさんは、次のようにおっしゃっています。
「知識はBig Pictureを持てばつなげることができる。俯瞰すれば、木だけではなく森の美しさを伝えることができるのです」(朝日新聞9月26日朝刊)⇒http://www.ic.keio.ac.jp/event/2013/event130926.html