「漱石の『坊っちゃん』」

 昨夜は、午後10時半頃の新宿発の急行に乗車したところ、途中、新百合ヶ丘駅での人身事故に巻き込まれ、町田駅には翌日、つまり本日到着いたしました。
 車中で、新潮社の『波』に連載されている、石原千秋早大)教授による「漱石と日本の近代」を読んでいました。
 そこで、『坊っちゃん』とは、山の手出身で近代的な立身出世を願った〈坊っちゃん〉が「江戸っ子」になる物語だと指摘しており、なるほどと思った次第です。