「効果てきめんごみの有料化」

 どの新聞にも、読者の意見を掲載する欄があります。
 朝日新聞ならば、「声」欄です。

 その1月14日に、タイトルにした「効果てきめんごみの有料化」という投書が載っていました。

 投書したのは町田市民で、昨年10月に町田市が導入した、ごみ収集有料化を諸手を挙げて賛成しているのです。

 ぼくは、「町田市廃棄物減量等推進審議会委員」の一人として、審議に加わり、ごみ収集有料化を促す答申を、市長に提出した当事者なので、この記事に勇気付けられたのですが、疑問も覚えたのです。

 というのは、町田市民で、このように「ごみ収集有料化」に賛成する投書ばかり朝日新聞に寄せられたのでしょうか。
 逆に、それに反対する意見ばかりが寄せられていたのに、朝日の判断で、この投書を載せたのだとしたら、問題があります。

 このような疑問を、読者に抱かせないために、朝日は、合計の投書数を参考に、掲示すべきではないのでしょうか。
 ごみ収集有料化に賛成する意見が、こんなに多かったので、こうしてそのなかの一通を掲載した、とすれば、読者も素直に納得できる、というものです。