2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「大学院社会科学研究科2007年度前期授業終了」

本日を以て、前期授業がすべて終了しました。 前期に登録した授業は、下記の通りです。 【社会科学研究科】 「現代人権論研究指導」(修士)、「現代人権論研究演習」1、「現代人権論」1(以上、後藤光男教授)「社会哲学」1・2(田村正勝教授)、「行政組織…

「安倍首相、憲法を改正しますか」

今回の参議院議員選挙ほど分かりやすい選挙は、近年ありませんでした。 自民党が負ける選挙だったのです。 国民の誰しも、自民党は負けるだろうと予想し、予想通り自民党が負けたのです。 よもや、自民党が勝つと予想していた方は、いらっしゃらなかったので…

「日本が抱える最大の問題」

今日の日本が抱える最大の問題とは、年金問題ではありません。 従来の日本は戦後、都市部での税金を公共工事や、地方交付税、補助金として、地方に還元し、そのお金が地元の中小企業や農家に行き渡り、「国土の均衡ある発展」が図られていました。 ところが…

「森山威男クヮルテット」

昨夜、橋本駅(神奈川県相模原市)近くにある、杜のホールはしもとでの、森山威男クヮルテットのライヴを聴きにいきました。 森山といえば、未だに山下洋輔トリオのことが引き合いに出されますが、1975年大晦日の山下洋輔トリオ退団ライヴを直に聴いたものに…

「岸田秀の教育論」

和光大学名誉教授、岸田秀が、2002年6月16日の朝日新聞『私の視点』に記した、学校崩壊についての文章が面白い。 「現代日本の教育の崩壊を招いている固定観念とは次のようなものである。」 1、みんな潜在的には平等な能力を持っているという観念。 2、勉強…

「『ユーチューブ』で辛口質問」

米大統領選挙は、来年の秋ですが、それに向けて早くも、民主党立候補予定者に市民が質問をするという、新しい趣向の政策討論会が開かれました。 どこが新しいのか。『ユーチューブ』を利用したところが、新しいのです。 たとえば、「あなたが選ばれると、ブ…

「政治家の演説」

29日の投票日に向けて、参院選挙の真っ最中ですから、様々な機会に候補者の演説に遭遇する機会があるでしょう。 一昨日の日記⇒http://d.hatena.ne.jp/ranjo/20070723に記したように、早稲田大学大学院公共経営研究科客員教授のジェラルド・カーティス(コロ…

「ゆとり教育」

ゆとり教育の功罪については、いまや圧倒的にその“罪”について論じるのが、主流となった感があります。 加藤周一が、朝日新聞に連載している「夕陽妄語」の今月分(7月21日)で、こう記しています。 “ゆとり教育と称して、教科書を薄くしたり、授業時間を短…

「ジェラルド・カーティス先生講演会」

ジャーナリストE.Barralが朝日新聞に連載している「エチエンヌのクールジャパン」(7月20日夕刊)を読んでいたら、フランスの研究者ジャンフランソワ・サブレが、日本人の性格で一番好きなところは、「好奇心」と答えたそうです。 好奇心の衰えないらん丈は…

「昨日は、大学院とお祭の司会」

昨日は、大学院で、「公共経営論」「経営科学」「現代人権論」の講義の後、町田に帰って、山崎団地のお祭の司会でした。 大学院の講義の後に、お祭の司会をする学生、というよりも、お祭の司会の前に、大学院に行く芸人がいるなんて、昭和時代には、考えられ…

「自公、過半数割れの可能性」

与党自民党、公明党執行部の心胆を寒からしめるような記事が、朝日新聞20日の朝刊1面トップに載りました。⇒http://www.asahi.com/politics/update/0719/TKY200707190567.html 与党幹部のただの一人も、楽勝するとは思ってはいないでしょうが、これほどまでに…

「前期末レポート週間」

今週は、17日「地方分権論」、18日「行政組織論」、19日「自治行政論」、20日「社会哲学」、21日「公共経営論」と、日替わりでのレポート提出です。 「自治制度論」は、早稲田大学大学院公共経営研究科の片木淳教授の講義でしたが、レポートの全文はこちらで…

「動く、サルコジ大統領」

右派出身、フランスの、サルコジ大統領の組閣がなかなかの豪腕振りでした。 さる5月の組閣の際に、社会党のクシュネル元保健相を外相に、その他の社会党系3人も閣僚に起用。 総選挙を受けての6月の内閣改造では、社会党地方議員で著名な女性運動家アマラ氏を…

「自民候補が首相を批判」

参院選挙高知選挙区から立候補している、自民党の田村公平議員(津島派)が、安倍首相が掲げるスローガン「美しい国」について、「意味がよく分からない。高知は明日の飯をどうやって食うかという追いつめられた状況にある。絵に描いた『美しい国、日本』で…

「7月も後半、前期授業続々終了」

もう7月17日。早稲田大学大学院社会科学研究科では、7月31日で前期授業終了ですが、それまでに期末レポートが、6本(研究発表も入れると7本)課されています。 今日は、聴講している他研究科、公共経営研究科の「地方分権論」の期末課題レポートの提出日です…

「戦場の真実」

マシュー・カリアー・バーデン著『ブログ・オブ・ウォー』(島田陽子訳、メディア総合研究所)によると、米軍はイラク開戦当初、兵士の士気高揚に資するようにと、インターネットへのアクセスを無制限に認めていたそうです。 そのために、兵士はブログやウェ…

「本日『大銀座落語祭2007』出演」

今年で4年目を迎える『大銀座落語祭』に本日、らん丈が、出演します。 銀座4丁目の三越前にある、山野楽器イベントスペース⇒http://www.rakugokai.com/6nin_no_kai/daiginza/ginza_index.html、午後4時過ぎの出番です。 入場無料です! なんせこの雨ですので…

「夕べの食事と参院選」

昨日から妻は、合宿に行っており留守です。 妻はjazz vocalistなので、こうしてたまに音楽合宿を営むのです。 したがって、早大での授業が終わった後、夕食を一人で食べしました。 場所は新宿の、スペインレストランです。 午後9時30分頃入店し、パエリアの…

「2007年前期最高の散文」

ぼくをご機嫌にさせるのは、簡単です。 好い散文を読ませることです。 今年も半分終わりましたが、その中で最も出色だった散文は、伊藤礼が「月刊百科」に連載している『父母のこと』です。 伊藤礼とは、日大教授を勤めた文学者であり、お父上は伊藤整、お兄…

「句会と一龍斎貞花先生の会出演」

昨日は、「句会あかしあ」の月例句会がありました。 出句は下記の通りです。 鬘脱ぎ涼風入れて一服す芸人 母の子なれば愚痴っぽくなる半夏生 恋すのはいつも一目惚れ土用入り 消し忘れたテレビに起こさる百夜 目を細め手をかざし向日葵見上ぐ 今晩は、講談協…

「参院選の争点は」

朝日新聞社が7,8日の両日実施した世論調査によると、参院選挙での争点として「税制改革」を挙げた方が、72%に上りました。⇒http://www.asahi.com/politics/update/0709/TKY200707090413.html それに対して、「そうは思わない」は、13%に留まりました。 引き…

「福澤諭吉著『分権論』」

早大大学院公共経営研究科「地方分権論」の教材でもある、福澤諭吉著『分権論』を読んでいます。 この本は、西南戦争が終わった翌々月の明治10年11月に、出版されたものです。 以下に、その感想をいくつか記します。 1、国権に二様の別あり。 政権=gevernme…

「本日、ミサワホーム静岡にて講演&ダンゴムシの心」

演題は「辛いからこそ、笑って生きよう」です。 新幹線の車中で読んだ記事が面白かった。 今日の朝刊。例によって朝日新聞です。 公立はこだて未来大学の森山徹(助教⇒http://www.fun.ac.jp/~moriyama/)によると、ダンゴムシにも「心」があるかもしれない、…

「三つ星レストラン」

ぼくはいまだ嘗て、最高級と囃される三つ星レストランでは、食事はおろか、その店に入ったことすら一度もありません。 大手調査期間Ipsosが行った世論調査によると、ミシュラン・レストランガイドの三つ星店には、79%が「行ってみたい」と思っており、そこで…

明白の原則

政策的な判断は、裁判所よりも政治部門の方がよりよくなしうるという観点から、当該規制措置が著しく不合理であることの明白である場合に限って違憲とする。 このように、著しく不合理であることが明白かどうか、それが論議される。 最も緩やかな審査基準で…

「『選挙権』」

今日は、「現代人権論」の講義で『選挙権』について発表担当者として、発表しました。 内容は、下記の通りです。 「現代人権論」? 「選挙権」 担当:修士1年 三遊亭らん丈 【緒論】 日本国憲法15条1項に、公務員の選定・罷免権を「国民固有の権利」と定め、…

「今日は、松阪市ベルファーム視察」

今日は、松阪市にある指定管理者による「ベルファーム」⇒http://www.bellfarm.jp/に視察に行って参りました。 地産地消、スローフード、食育、緑育、健育等、これからの日本の農業振興にとっては、資するところ多い施設とのことで、極めて興味深く視察した次…

「四日市市立病院と鈴鹿市庁舎視察」

今日は午前中に、四日市市立病院を視察しました。 同病院は、平成17年度において、四日市市から4億円以上(ちなみに町田市民病院は、12億円以上)を一般会計予算から繰り入れています。 このように、多くの自治体病院では、赤字経営であり、一般会計予算から…

「本日から会派視察」

今日は、三重県伊賀市議会に来て、日本の市では初めて制定した反問権について視察をいたしました。 ちなみに、反問権は、北海道栗山町とこの伊賀市の一市一町のみ、採用している権利です。

「日本一の精興社」

作家の長部日出雄が、“印刷を活版では日本一といわれる青梅市の精興社に頼んだ。わが国で最高の書物を作るためである。”と記したのは、1999年12月11日の朝日新聞夕刊です。 それから8年経った今も、精興社の活版日本一の地位には、いささかの揺らぎも見られ…