「2年9ヶ月服役するも実は無実」

 1月20日に封切られた、映画「それでもボクはやってない」の監督は、周防正行さんで、ぼくとは学科こそ違え同じ、立教の文学部を1981年に卒業した、同窓生です。

 その周防さんも交え、昨日から朝日新聞夕刊1面で、「ニッポン人脈記」『弁護士の魂』が始まりました。
 そこでは、痴漢冤罪で逮捕された会社員が、見事に無罪を勝ち取るさまが描かれていました。⇒http://www.asahi.com/jinmyakuki/TKY200701240269.html

 「それでもボクはやってない」が封切られた日の朝刊で、面白い記事を見つけました。⇒http://www.asahi.com/national/update/0119/TKY200701190358.html

 この容疑者は、逮捕前の任意の取り調べでは、容疑を否認していたが、3日目に容疑を認め、公判中も一貫して罪を認めたために、懲役3年の刑を受け、2年9ヶ月服役したものの、この男性が出所後、真犯人が逮捕されたというのです。

 冤罪なのにもかかわらず、無実の男性が公判中一貫して罪を認めざるを得なかったところに日本の刑事裁判の制度的な問題があるのでしょうか。