「本日、愛知県蒲郡市公民館連合会創立50周年記念式典」

 上記記念講演の、講師を勤めさせていただきました。

 往復は、東海道新幹線を使ったのですが、その車中で読んだ新聞広告が面白かった。

 3月20日から6月17日まで、東京国立博物館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」展が開かれ、その際、日本初公開となる『受胎告知』が話題を集めていますが、レオナルドには、『モナ・リザ』があることは、どなたもご存じの通りです。
 さて、この名画のどこを皆さんはご覧になるでしょうか。

 ぼくは、立教大学で2001年度「美術の歴史」を受講した際、故・名取四郎教授から、この絵のよさは、モナ・リザの背景にあるということを教えられ、目から鱗が落とされたのですが、そのことを今日の朝刊(朝日新聞10面)で、SHARPが、AQUOSの広告のなかで触れていたのでした。

 たとえば、モナ・リザの背景の絵は、左右の地平線が微妙に食い違っていたり、いくつかの情景を組み合わせていたり、天上から下界を見下ろしているのかのような不思議な遠近感をもたらしたり、と言った具合に。

 それをSHARPの広告で触れていたので、思わず、名取四郎先生のことを思い出した新幹線車中だったのでした。