「『センセイとの出会い』」

 11月12日朝日新聞夕刊「窓」欄に、『センセイとの出会い』というタイトルで、東京専門学校(現早稲田大学)を卒業して、大正から昭和にかけてニューヨークのコロンビア大学などで、日本学の確立に向けて奔走した人物、角田柳作が紹介されています。

 角田の愛弟子、ドナルド・キーン氏が「コロンビア大学ではセンセイと言ったら角田柳作先生のことに決まっている」と紹介したのは、「文藝春秋」1962年5月号でした。

 角田が米国に滞在した、明治から昭和30年代までの日本は、決して国際社会に対応した国ではありませんでしたが、このような人物を輩出したのです。

 その日米の架け橋となった“Sensei”角田柳作展が、早稲田大学大隈記念タワー10階の125記念室で、11月30日まで開かれています。⇒http://www.wul.waseda.ac.jp/TENJI/tsunoda/index-j.htm