「『本を読もう』」
キリスト教文書センターが発行している『本のひろば』2007年特別号に、「本を読もう」というタイトルで、松居直(日本国際児童図書評議会会長)と加藤常昭(東京神学大学元教授)との対談が掲載されています。
その対談には、“言葉が伝える豊かな心”という副題が付けられているのですが、そこでの加藤の発言に、“説教をしていても一番喜ばれるのは「分かりやすい話」なんです。「ちょっと考えさせられる説教」っていうのではなくて、「きょうは分かりやすくてよかった」という感想が一番多い。だから内心、「分かればいいってもんじゃない」と思うことがあるんです。”というものがありました。
その箇所を読み、ぼくは内心で深く首肯したものです。