「大野晋先生御逝去」
昨日未明に、国語学者の大野晋(学習院大学名誉)教授がお亡くなりになりました。⇒http://mainichi.jp/select/person/news/20080714dde001060039000c.html
大野晋に関しては、あらためてぼくがいうまでもなく、国語学者として日本語がどこから来たのかを問い続け、1979年には南インドからのタミル語と日本語の関連を論じた新説を発表し、反響を呼んだものです。
丸谷才一が、朝日新聞の取材に答えて、「わたしの見るところ、大野さんは、本居宣長よりも偉い最高の日本語学者だった。」とおっしゃっていましたが、巨星墜つ、の感があります。
大野晋さんは、実に多くの本を公刊しましたが、ぼくが重宝しているのは、『角川類語新辞典』です。