「『戦争を絶滅させること受け合いの法律案』」

 コペンハーゲン在住の陸軍大将、フリッツ・ホルムが起草した『戦争を絶滅させること受け合いの法律案』は、下記の通りです。

 「戦争行為の開始後又は宣戦布告の効力の生じたる後、10時間以内に次の処置をとるべきこと」「即ち下の各項に該当する者を最下級の兵卒として召集し、出来るだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わしむべし」という前文に始まる。

 以下、下に掲げる5項が列記されている。

1、 国家の元首。但し君主たると大統領たるとを問わず、尤も男子たること。
2、 国家の元首の男性の親族にして16歳に達せる者。
3、 総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。
4、 国民によって選出されたる立法部の男性の代議士。但し戦争に反対の投票を為したる者は之を除く。
5、 キリスト教又は他の寺院の僧正、管長、その他の高僧にして公然戦争に反対せざりし者。上記の有資格者は、戦争継続中、兵卒として召集さるべきものにして、本人の年齢、健康状態を斟酌すべからず。(後略)
 以上に加えて、上記の有資格者の妻、娘、姉妹等は看護婦または使役婦として野戦病院 に勤務せしむべし、と付記されている。

 詳細は、らん丈のHPにてご覧下さい。⇒http://www.ranjo.jp/zenbun/2dome/hougakubutokubetu.htm