「食堂車はよかったなぁ」
昨日は、東北新幹線で水沢江刺駅まで行き、そこからクルマで、岩手県胆沢郡金ケ崎町に行き、同町の社会福祉大会で、「辛いからこそ笑って生きよう」と題する講演を行ってきました。
往復ともに東北新幹線を利用したのですが、新幹線から食堂車が姿を消してから随分経ちますね。
ぼくが噺家になった1981年から前座生活を終えた1986年まで、師匠(三遊亭円丈)には、仕事で色んなところに連れて行っていただきました。
その際の楽しみは、食堂車での食事でした。
急いでいるときは、自由券で乗車後、目的地までずっと食堂車にいた、ということもありました。
また、なぜか食堂車で頂く食事は、ほとんどは冷凍品であろうに、結構旨かったものでした。
なによりも嬉しかったのが、ビールが小瓶だったことです。そこがなんともおしゃれで、旅をしている風情に浸れたものです。
ところが、いまでは食堂車は、夜行列車の「北斗星」・「カシオペア」・「トワイライトエクスプレス」にのみあるそうで、新幹線にないのが残念でなりません。