「同じ正月ではあれど」

 ぼくが落語家になって初めての正月は、昭和57年1982年のことでした。
 当時は、北千住のアパートにに住んでいたのですが、困ったのが食事でした。
 今から27年前の足立区には、コンビニストアなるものがなかったのです。
 したがって、寄席から帰ると、食べるものはありません。
 仕方なく、北千住で夜でも開いていたただ一軒の寿司屋さんで、寿司をつまんだものでした。
 まさに隔世の感がありますね。

 今は、2日から、どこのお店も営業しています。
 同じ正月とはいえ、とても同じ国とは思えないような変わりようです。