「メディアの罪」

 今日の朝日新聞朝刊「政治衆論」に、野中尚人(学習院大学教授)、御厨貴(東大教授)、牧原出(東北大学教授)、薬師寺克行(朝日新聞論説委員)による座談会の模様が掲載されていました。

 中で、御厨教授が次のように指摘していました。
 “政治が歴史的な転換点にあるだけに、メディアがどう報ずるかが重要だ。現在はあまりにも瑣末なことを報道しすぎ。視聴率や部数が増えるという理由でテレビや新聞、雑誌がスキャンダルばかりを追っていると、戦前のように政党政治が摩耗し、結果として民主主義が崩壊してしまう。”

 スキャンダルよりも、政治の本質を報じていただきたいものです。