「連載『検証 昭和報道』」

 朝日新聞が、先の大戦での戦時報道の反省に鑑みて夕刊に連載している、『検証 昭和報道』が、興味深い。

 昨日の「テロの時代」8では、2・26事件を扱っていましたが、9日分では、5・15事件に関して、桐生悠々の次の言葉を紹介していました。
 「だから、言ったではないか、五・一五事件の犯人に対して一部国民が余りに盲目的、雷同的の讃辞を呈すれば、これが模倣を防ぎ能わないと」(雑誌「他山の石」)

 こうして、2・26事件が招来されたのでしょう。